豆知識ブログ

矯正中の疑問

2019.05.14

歯列矯正の治療期間と早く終わらせるためにできること

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こんにちは。
さっぽろ矯正歯科クリニック、院長の桜田です。

長い時間がかかると言われる歯列矯正治療ですが、治療期間は早期治療や本格矯正、部分矯正など治療方法や治療方針によって様々です。

今回は歯列矯正の治療期間の目安についてご紹介します。

治療が長引いてしまうケース、早く終わらせるためにできることなどについてもお話します。

個人差もありますので、あくまで一般的な目安としてください。

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歯列矯正に必要な期間

早期矯正治療の場合

子供を対象とする早期矯正治療は永久歯が生えそろうまで通院します。

実際に歯を動かす治療は半年から1年前後、それ以外は3カ月から6ヶ月おきの定期健診となります。

骨格的な成長発育を管理するために使用する装置は数年使用することもあります。

永久歯列完成後は必要であれば、本格矯正治療へと移行します。

本格矯正の場合

永久歯列を対象とする治療を本格矯正治療と呼びます。

症状により治療期間は様々ですが、歯に金具を装着している期間は2年半~3年くらいを見積もって受診して下さい。

金具が外れた後は後戻りを起こさないように保定装置と呼ばれるマウスピースを食事以外に装着して定期的に歯並びを観察します。

2~3年の間、4カ月おきに通院していただき、少しずつ使用時間を減らして終了に向かいます。

不正咬合の程度が強かったり、虫歯や欠損歯、歯周病などがあったりすると長く保定装置を使用する可能性が高いです。

部分矯正の場合

一部分の歯だけを矯正する方法です。どんな歯列不正でも部分矯正が適応になるとは限りませんのでご注意下さい。

金具を装着する期間は半年~1年くらいです。

その後保定に移りますが、後戻りしやすいケースの場合は保定期間を長くすることがあります。

歯列矯正の治療が長引くケースや、治療期間を早める方法

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矯正治療の期間は症状や矯正方法によって異なりますが、それらとは別の理由で長引いてしまうケースもあります。

矯正治療が長引いてしまうケース

・虫歯や歯周病になってしまい、その治療のため矯正を一時中断しなくてはいけない場合

・自分で取り外しをする装置(ゴムや床装置など)を指示した時間通りに使用しなかった場合

・度々、予約をキャンセルする場

・金具が外れたり壊れたままにする場合

・食事に気を付けずに度々金具を外したり壊したりする場合

・保定装置をきちんと装着せず歯の位置が戻ってしまった場合

・歯磨きが不十分で汚れが金具についたままになっていたり、歯肉が腫れたままになっていたりする場合

矯正治療の期間を短くするために取り組めること

・決められた装着方法や時間など歯科医の指示を守り、虫歯にならないようこまめな歯磨きなどで口腔環境を清潔に保つことが大切です。

・舌の癖や、口周りの悪い癖を改善する
前歯を舌で押す癖があると前歯の咬み合せを改善しにくかったり、頬杖や唇を噛む癖は歯を不必要に動かしたりと舌や口周りに関わる癖は歯並びに悪影響を与えることが多いです。

・体の新陳代謝を高める
歯列矯正で歯が動く仕組みは歯の周りの組織の代謝によるものです。

歯の周りの組織の新陳代謝が活発であれば、それだけ歯も動きが早くなり、歯列矯正の効果が高くなります。

規則正しい生活や食生活、睡眠時間などに気を付けて体の新陳代謝を高めましょう。

また、健康な歯肉に保つことも大切です。

過度な喫煙は血流を低くするので歯の移動が遅くなるといわれています。

まとめ

・子供の矯正の通院期間は永久歯列完成まで。実際の歯を動かす期間は1年程であるが、骨格的な成長発育を管理するために使用する装置は数年使用することがある。骨格的な成長発育を管理するために使用する装置は数年使用することがある。歯を動かさない期間は経過観察を3~6ヶ月おきにおこなう。

・本格矯正治療の金具を装着している期間は平均2年半~3年

・部分矯正の金具を装着している期間は平均半年~1年

・歯に金具をつけている期間以外に保定装置を使用する期間がある

・日常的なケアや装置と予約の管理を怠ると治療期間が長引く

・口腔内や体を健康的に保つことは歯の移動に有利となる

・歯に金具をつけている期間以外に保定装置を使用する期間がある

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この記事を書いた人

さっぽろ矯正歯科 院長
日本歯科専門医機構認定矯正歯科専門医
桜田明宏 (Sakurada Akihiro)

噛み合わせや歯並びの異常は、歯周病や顎関節症等の肉体的影響とともに精神的にも影響します。
当院では目立たない矯正治療の提供を目指すなど、患者さんのカラダとココロの両面に配慮した治療を心掛けています。最新の矯正歯科の研鑽に努め、肉体的にも精神的にも健やかな人生を送ることができるような矯正歯科(治療)の提供を目指しています。

著者・論文、所属学会などは院長・スタッフ紹介をご覧ください。

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