こんにちは。さっぽろ矯正歯科クリニック、院長の桜田です。
歯並びを矯正中だけど、歯の黄ばみが気になるからホワイトニングもしたいと思っている方は多いようですね。
今回は、矯正中にホワイトニングすることはできるのか、ホワイトニングの方法別にご紹介。
歯科矯正中にホワイトニングをする際の注意事項やおすすめのタイミング、費用の目安などについてもご説明します。
歯科矯正中にホワイトニングはできる?ホワイトニング方法別に説明!
まずはホワイトニングの方法についてご紹介します。
歯のホワイトニングには、以下の3種類があります。
- ・オフィスホワイトニング
- ・セルフホワイトニング
- ・ホームホワイトニング
それぞれのホワイトニングの内容や、歯科矯正中に施術が可能かを解説します。
①オフィスホワイトニング
オフィスホワイトニングは、歯科医院で歯に薬剤を塗布し、専用の機械を使って短期間で漂白する方法です。
高濃度のホワイトニング材を使用するため、1回の施術でも効果が出やすいという特徴があります。
通院は3回〜6回くらいが平均です。
オフィスホワイトニングは、歯の裏側のワイヤー矯正であれば歯科矯正中でも施術が可能です。
歯の表面に矯正装置がついていないので、歯科医院にてホワイトニング材を塗布することができるからです。
歯の表側のワイヤー矯正の場合は、矯正装置がついている部分とそうでない部分の白さに差が出て色むらになってしまうので、オフィスホワイトニングは避ける方が良いでしょう。
マウスピース矯正の場合は歯に矯正力を伝えるためにアタッチメント(樹脂製の小さな突起)を歯の表面に付けることがあります。
その場合は表側の矯正と同様に、色むらが出るので、避ける方が良いでしょう。
②ホームホワイトニング
ホームホワイトニングは、歯科医院で専用のマウスピースを作ってもらい、ご自身で就寝時にマウスピースにホワイトニング材を流し込んで装着する方法です。
これを毎日、2週間〜1カ月ほど繰り返します。
ホームホワイトニングはマウスピースを用いる方法なので、表側の矯正でも裏側の矯正でも、矯正器具が邪魔になってマウスピースが装着できないため、不可となります。
矯正装置を撤去した後に用いてください。
マウスピース矯正もアタッチメントがあると色むらが生じるので避けた方が良いでしょう。
③セルフホワイトニング
セルフホワイトニングはサロンや専門店で行います。
医療機関ではないため、歯科医師や歯科衛生士といった資格を持つスタッフがいないことが多いようです。
また、ホワイトニングはご自身で行うこととなります。
歯科医院で用いるホワイトニング材よりマイルドな濃度のため、漂白効果が低く感じることもあります。
セルフホワイトニングはオフィスホワイトニングと同様で、裏側のワイヤー矯正は可能です。
表側のワイヤー矯正やマウスピース矯正でアタッチメントがついている場合は、色むらが生じる可能性があるので避けた方が良いでしょう。
歯科矯正中にホワイトニングするときの注意事項
歯科矯正中だけでなく、一般的なホワイトニングの注意事項についてご説明します。
ホワイトニング効果の副作用として知覚過敏が生じることがあります。
知覚過敏が強い場合はいったんホワイトニングを中止して、様子をみながら続けてください。
歯に虫歯治療の痕跡がある場合は漂白に差が出ます。
気になる場合は再治療が必要になることがあります。
歯の汚れが残ったままホワイトイングをすると、効果が表れなかったり色むらが出たりします。
歯の質によっては漂白の効果が均一な白さになりにくい場合があります。
18歳未満の場合はホワイトニングの利用をおすすめしません。
歯の表面はエナメル質と呼ばれる組織で覆われています。
エナメル質が十分に成熟していない時期にホワイトニング材の刺激をうけると、歯が大きなダメージをうける恐れがあります。
ホワイトニングのベストタイミングとは?
どのホワイトニングでも歯の表面に何らかの異物があると色むらが生じることとなるので、矯正装置を撤去した後に行いましょう。
一列にきれいに並んだ歯列はホワイトニング効果を高められますし、メンテナンスも容易になります。
歯科矯正中にホワイトニングを行う場合の費用目安
ホワイトニングの費用は歯科医院によってさまざまです。
ここではさっぽろ矯正歯科クリニックの場合を例にとってご紹介します。
さっぽろ矯正歯科クリニックでは、ホームホワイトニングのみを採用しています。
これは、オフィスホワイトニングよりマイルドで漂白効果の持続期間が長いことや、保定装置と兼用できることがあるなどの理由からです。
上下の歯にホワイトニングをする場合の費用の目安は下記のとおりです。
- ・ホワイトニング基本治療費:33,000円(マウスピース ホワイトニング材込み)
- ・ホワイトニングジェル追加料金:3,300円/本
- ・マウスピース再製料金 :6,600円
まとめ
歯のホワイトニングには「オフィスホワイトニング」「セルフホワイトニング」「ホームホワイトニング」の3種類があります。
歯の裏側のワイヤー矯正の場合であれば、オフィスホワイトニングは施術可能です。
歯の表面に矯正器具やアタッチメントがついている場合やマウスピースを使っている場合には、どのホワイトニング方法も受けることはできません。
ホワイトニングを行うベストタイミングは、矯正装置やアタッチメントの撤去後です。
そのほかにもホワイトニングの注意事項がいくつかあるので、費用の目安とともにしっかり確認しましょう。
ホワイトニングが可能かどうかについては歯科医師に相談してくださいね。
ホワイトニングについて、気になる方はさっぽろ矯正歯科へ一度ご相談ください。